映画の友よ最新号・目次です!

日本映画をほぼ全部見て、作り手の方や、映画について語り合いたい人に会いに行くメルマガ『映画の友よ』。
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最新第14号、先週より配信中です。


今回は、以下の内容になります!


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00 ごあいさつ
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テレビディレクターの吉川まいこさんが、時代劇の撮影所を一人の「斬られ役」老俳優を通して描いた映画『太秦ライムライト』の現場に密着取材した連載原稿、ここ二号休載していましたが、堂々再開しました!

既に関西では公開中、全国では7月に公開開始される『太秦ライムライト』を応援するため、今回は私の原稿ではありませんが、巻頭に掲載させて頂きました。

さてハリウッド版『ゴジラGODZILLA』に対するレビューがぼちぼちメディアに記載され始め、ネタバレ的なことも出てきています。

そこで私の方の原稿は、『ゴジラと「最後の審判」〜終末に淘汰されるのは誰か』という題で、ありがちな批評に対して、自分なりの返答をしてみました。

また今回は『妖星ゴラス』『日本沈没』『地球最後の日』『ワールド・ウォーZ』と、終末映画が描いてきたある<おそろしいこと>を暴きます。

「日本映画ほぼ全批評」は、計10本(問題作『レイプゾンビ』の完結編を2本にカウントすれば)をレビューしました。

オンラインVHSレンタル店「カセット館」館長の後藤健児さんによる連載では、来月公開のドキュメンタリー『VHSテープを巻き戻せ!』にからめ、今回彼の行っている、「DVD、BDの時代にビデオカセットをレンタルする」活動ともリンクする、VHSでの視聴体験について綴って頂きました。

VHSは、映画をコレクションする道を一般人に開いたのだという認識には、なるほどと思わされます。映画をどんどん所有して、見まくる時代もまた、いまから振り返れば、ひとつの映像史のプロセスだったのかもしれません。

足立正生さんの連載インタビューも目からウロコが落ちる連続です。若松孝二監督の映画に政治性、社会性をもたらしたのは足立正生である……という風評が今回、ひっくり返されます。社会も政治も直接語る必要はない。すべてアートに出来るんだという宣言がここにあります。

山口あんなさんの連載「世界を知るための映画」では、アイルランドアメリカ人、スペイン系メキシコ人の事情から、移民の「今」が写された写真をめぐる映画を照射します。

そして今回、Shin Battlebabesのフォト連載「ボンクラ写真館」を読んで、涙が止まりませんでした。映画に写された「今」はいつでも幻影であり、しかし永遠なのだなと思いを新たに出来ました。 


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今週の目次
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[00]ごあいさつ
[01] 連載・時代劇を支えてきた男達〜映画『太秦ライムライト』の現場から 第4回 ついに完成! あの時、監督が流した涙を問う 筆・吉川まいこ
[02] 特撮黙示録1954-2014 ゴジラと「最後の審判」〜終末に淘汰されるのは誰か
[03] 連載寄稿 世界を知るための映画 第4回 海の向こうへ〜アイルランドアメリカ人、スペイン系メキシコ人の事情〜 筆・山口あんな
[04] 足立正生連載インタビュー 第7回 「プロパガンダの最高の形態は武装闘争である」ということの本当の意味
[05]連載寄稿 カセット館長の映画レビュー 第11回 『VHSテープを巻き戻せ!』映画に関わる人々を繋げた世紀の発明「VHS」 筆・後藤健児
[06] 日本映画ほぼ全批評
・いのちのコール 〜ミセス インガを知っていますか〜
・モンスターズ
闇金ウシジマくん
・万能鑑定士Q モナ・リザの微笑
・瀬戸内海賊物語
・俺たち賞金稼ぎ団
・一分間だけ
・つぐない
・レイプゾンビ4
・レイプゾンビ5
[07]特集・さようなら琥珀うたさん
・連載 Shin Battlebabesのボンクラ写真館 
・ありし日の琥珀うた
[08] 連載寄稿 女子ときどき,ピンク映画 継続は力なり〜倖田李梨ピンク映画100本出演を祝して 筆・百地優子(脚本家)
[09] あとがき


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