映画でしか出会えないもの〜『母と暮せば』を長崎で被爆した母と見る

長崎で被爆した母と『母と暮せば』を見てきました。
齢86にして、初めて「生きてていいんだ」と言ってもらえた。
そう言って、めったに涙を見せない母が泣いているのを見て、「映画って、ここまでのことが出来るんだ」と、まざまざと目の当たりにしました。

配信されました、切通理作メルマガ『映画の友よ』Vol.44で今回、自分の原稿は、山田洋次監督の新作『母と暮せば』の評に絞りました。400字に換算すると37枚という長編原稿になりました。

ぜひご一読くだされば幸いです。
http://yakan-hiko.com/risaku.html

そして他の記事、充実しております。
東京国際映画祭サポーター・山口あんなさんの「世界を知るための映画」。
今回は「視線の先〜二人の老写真家が見てきたもの」と題し、映画『セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター』『ビル・カニンガム&ニューヨーク』という、対称的な2人の写真家を追ったドキュメンタリーに焦点を当てています。

後藤健児さんの「カセット館長の映画レビュー」ではアニメ映画『亜人』について語って頂いてます。SFアニメでは、世界観のリセットやループなど、設定の奇抜さから時代論につなげる評論が多い中、後藤さんはその切り口の限界を見据えながら越えた語り口を目指しています。

また、ほぼ1年間かけて公開してきた大木萠監督、安部智凛さん主演による『映画の友よ』告知動画の最終章を今号にて公開いたします。
そちらも見て下されば!