今度試してみよう

PaPeRo2006-06-16

 昼はココイチでいつもの野菜カレー、チーズと卵トッピング。820円。
  夜は松江哲明監督の『セキ☆ララ』をシネマアートン下北沢に見に行く。
 早くから試写状いただいていたのにばたばたしていて、ようやく見ることが出来た。
 セックスで女性が「イク」ことを、英語では「カム(来る)」と言う。そして中国語では「トォーラ(着く)」と言うのだと知った。
 あと小龍包の中国本場での食べ方を知る。今度試してみよう。
 
 園子温監督と松江監督のトークショーが上映後に。
 前半に出てきた在日三世のAV女優は「せつない」、後半の中国人AV女優は「かなしい」と使い分ける園監督。さすが詩人でもあるなあと思った。「せつない」は感情移入可能で、「かなしい」はそれができない、ということ。

 園監督とは昔「ガロ」用に対談したのだが、直後青林堂の分裂により掲載に至らず。それ以来の対面で、ご挨拶しているうちにそのまま打ち上げに参加させていただくことに。イメージリングスのしまだゆきやす氏、ナヲイタカトシ氏、平沢里菜子氏、宮川ひろみさんと一緒。ナヲイ氏が持っていたイメージリングス平沢里菜子さんモデルのチラシがすごくいい。欲しくなる。NG版もとてもよかった。

 『セキ☆ララ』に出てきた人では、僕は在日二世の花岡じったさんが「カッコイイ」と思った。男心が男に惚れてしまった。この気持ち、どこか懐かしい。
 「富士山」にアイデンティティを持ち、日本に住む者として日本への愛国心を語る花岡氏。
 「被害者意識は好きじゃない。弱者は座して死すべし」と言う花岡さんが住む実家の自分の部屋に貼ってあるマイケル・ジャクソンブルース・リーのポスター。「オンリーワンよりナンバーワン」。

 園子温監督は「子ども部屋ですよ」と言った。なるほど、だから懐かしさを感じたのかもしれない。映画秘宝読者の原風景みたいな。一人暮らしとかしてるとここまでそのまま保存されるのは難しいとこれも園監督。

 酒席において園節に結構聞き惚れる。
 松江氏が女性の性感帯についての新説を披露するが園監督はじめ総スカンに合う。だが「そんなこと言っていても、ここにいる全員が帰ったら試してみるはずですよ」と不敵に宣言したまま疲れから寝てしまう松江氏。
 明け方5時に園監督が「カラオケ行こう」と言い出すので呆然。