2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

サイゾー誌のポニョ特集

出たばかりの「サイゾー」誌で『ポニョ』の賛否を問う特集があり、町山智浩さん、宮台真司さん、東浩紀さん、宇野常寛さんと、そして僕もインタビューに答えています。 それぞれの論客が点数をつけているのですが、僕は「10点」つまり最高点で、だからなのか…

すべては動いている

水魚の波を駆けるポニョの絵と共に、今回『宮崎駿の<世界>』文庫版の帯には「すべては動いている」という惹句を付けてみました。 あの、うごめく波と共に駆けるポニョの姿は、すべては動いていることの謳歌に見えます。 この文句は、もちろん「この世界に…

竹熊、氷川両氏と『宮崎駿の<世界> 増補決定版』刊行記念イベント

『宮崎駿の<世界> 増補決定版』(ちくま文庫)刊行記念 「アニメ昼話 ポニョとハヤオを語りたおす!」 宮崎駿は<神>なのか? あるいは破綻した作り手か? 全作品に隠されたものをさぐる。 【出演】切通理作(著者) 竹熊健太郎(サルでも描けるまんが教…

文学の中性名詞 川端康成と坂口安吾から

いま出ている「文学界」10月号に『文学の中性名詞 川端康成と坂口安吾から』を書かせていただきました。 小林秀雄、本居宣長の「もののあわれ」からロラン・バルト、柳美里、阿部嘉昭までを引用し、大文字の「I」ではなく小文字の「私」が生き延びてきた日…

いよいよ明日書店に、 『宮崎駿の<世界>』増補決定版!

『宮崎駿の<世界>』増補決定版、奥付では明日刊行となっています。 単行本の刊行日の記述はアバウトなことも多いですが、文庫や新書は毎月の刊行日が決まっているので、ほぼ正確。 皆さん、お近くの書店の文庫コーナーにお立ち寄りくだされば幸いです! 本…

何も書けなかったらどうしよう

『生物と無生物のあいだ』書評を午前十一時まで無事書きあがる。 わかりやすいとはいえ、自分とは畑違いの理系の本なので、いつもの書評より時間がかかった。 無事入稿し、ひと安心。 メモを整理する手順を一度スケジュール表にして三十分刻みに消化して完成…

 『宮崎駿の<世界> 増補決定版』を手に

ついに見本! 『宮崎駿の<世界>』増補決定版編集する 2008年10月04日13:52 担当編集の方が最寄り駅まで来てくださって、辞書のように分厚くなったちくま文庫版『宮崎駿の<世界>』手に取りました。 ゲラで何度も読んでいても、やはり手に取ると違います。…