文学の中性名詞 川端康成と坂口安吾から

  いま出ている「文学界」10月号に『文学の中性名詞 川端康成坂口安吾から』を書かせていただきました。
  小林秀雄本居宣長の「もののあわれ」からロラン・バルト柳美里阿部嘉昭までを引用し、大文字の「I」ではなく小文字の「私」が生き延びてきた日本の文学史を浮き彫りにしようとしました。
  拙著『情緒論 セカイをそのまま見るということ』の関心テーマを引き継ぐところもあり、担当編集氏も『情緒論』を読んでくださっている方です。
  ぜひご一読・ご感想いただければ幸いです。