2007-01-01から1年間の記事一覧

報告「中村うさぎとサンタ女子」!

12日に行われた『サンタ服を着た女の子』刊行一周年イベント「中村うさぎとサンタ女子のクリスマス!」、おかげさまで百席ある会場が満員御礼でした! それ以上に感激したのは、夜も更けたイベント後半においても、お客さんの数がほとんど減らなかったことで…

きれいな晴れ

阿部嘉昭の新刊と地方新聞読みながら列車で東京へ。途中から爆睡。 向こうは雪だったが、東京に近付くと晴れてきて、いろんなものの色がきれいに感じられる。 実家で二度寝。昨日書いたニャン2の連載原稿メール送信しようとしたが、USBの保存ができず、…

小学校に我が子を見た

彼女の実家に寄宿中。 なかなか眠気が取れず、午後から仕事。 その前に家賃の入金で近くの銀行へ。 子どもは彼女の弟さんに見ていてもらって、いっしょに行く。 短い距離だが、生まれて以来、はじめてのデートだ。 駅前でお茶して、お餅を食べる。 駅前のお…

12日は中村うさぎさんとクリスマス!

昨年、クリスマスの季節に合わせて『サンタ服を着た女の子』という本を白水社より上梓いたしました。これは、私が講師をしている大学の女子学生から聞いた話がベースになっています。倦怠期になった彼氏から求められない寂しさから、クリスマスの夜、自ら作…

阿佐ヶ谷でクリスマス会!

「中央線通信」で初めて中央線の話題!になります。 私は生まれた時から阿佐ヶ谷に住んでいます。 阿佐ヶ谷といえば古くは文士村で知られ、また60年代には永島慎二さんのマンガや、フォークムーブメントの地として知られている場所ではあります。 けれども私…

全国公開「童貞。をプロデュース」

全国公開となる「童貞。をプロデュース」の監督・松江哲朗さんにインタビューしたキリミヤシネマラジオがUPされました! http://www.voiceblog.jp/miyagawa/451247.html#trackbacks ドキュメンタリーというと題材はやわらかくても「社会をとらえ返そうとし…

エロ小説

エロ小説の1案下書き終える。小説というのはやはり書いていて不思議な充実感がある。タイトルも一応決めた。医者が出てくるのだが自分の中では「ヒミコさん」で自分が演じた役と同じ人だと考えると急に筆の滑りがよくなった。名前も同じ田所にした。 産経の…

ドキュメンタリーとはなにか

松江哲朗さんと新宿でお会いして、ネットラジオで『童貞をプロデュース。』についてお聞きする。あまりにも刺激的なドキュメンタリー論で、映画にかかわるすべての人必聴です。いま映画で何が起きているのか、ここを見逃して映画を語るな! 今度の水曜日にU…

掃除と読書

昨日ヒミコさんきてくれた役者さんに渡された映画のDVD見る。面白かった。また感想改めて書きます。 実家の掃除しながら永井豪が自作を振り返る「デビルマンは誰なのか」と、群像に前載っていた本谷由希子の小説「ぜつぼう」読む。 後者は近日エロ小説書…

上野行き

某地方都市から列車に乗り、0時40分の回で上野オークラで池島ゆたか監督の新作を見る。最終日なのでこんな遅くにかけつける。 新宿から秋葉原まではすいていて気楽だったが、上野行きの山手線に乗り換えたら満員。さすが上りと下りはこうも違う。切符は乗…

ゴジラの失敗

「ルーカスを超える」読了。ゴジラの海外進出の失敗についてはそのとおりと思う。長い目で見たら結局どっちにも得にならなかった。でもエメリッヒとタトプロスの映画としては悪くないんだよね。ゴジラへの彼らなりの取り組みもあるし。そこが難しいところ。 …

そこパスするのはオミソだぞ

「オトコの子育て」1.2話まとめて見る。ヌルい感じがいい。尾美としのりが出てるのはうれしい。 いまの自分に身近な内容かと思ったら、なあんだ小学校以上の話か。 乳幼児のころをスルーして、学校上がった子どもに距離を持った助言するなんて、それ「オ…

柳美里さんと「文学のふるさと」へ

11月2日、池袋ジュンク堂での柳美里さんとのトークショー、おいでくださってありがとうございました。 当日、会場に到着した柳さんが持参した『情緒論』には折り目と赤いアンダーライン、書き込まれたメモがびっしり。柳さん当人は本を汚してしまって申し…

アニメ史のターニングポイント

昨日は飯田橋くららでピンク映画見る。 この映画館のひなびすぎた風情はよすぎる。 その後哲学の読書会でフーコーの『監獄の誕生』の最後の回。 次回からはとても意外なテキストになったが、伏せておく。 今日は地方都市への列車の中でわしズム最新号全部読…

『ヒミコさん』上映記念トーク早くもUP!

なんと、昨日行われたばかりの『ヒミコさん』上映記念トーク兼キリミヤシネマラジオ公開録音が早くもUPです。 風邪を押して出演された宮川ひろみさんのパワーに脱帽&感謝です。 http://www.voiceblog.jp/miyagawa/ プロデューサーのしまだゆきやすさんを…

おまわりさん

「まんがNO.1」の集成途中まで読みつつ、部屋の片付け。 夜は「ヒミコさん」のトークショー。 詳しくは4日の日記にて。

トークショー

ジュンク堂で柳美里さんとトークショー。詳細は6日の日記。 その後、柳さん、柳さんと僕の共通の担当および知り合いの編集氏、中森明夫さんと呑む。

来場の方にプレゼント!

いよいよ明日、池袋ジュンク堂で柳美里さんとトークショーです。夜七時からです。 ぜひおいでください! 本にサインさせていただいた方には僕と柳さんとの出会いの書を一冊丸ごとプレゼントします! 『情緒論〜セカイをそのまま見るということ』(春秋社) …

いよいよ金曜、柳さんとトークショーです

たとえば陽光の日曜日、楽しく遊びに行ったつもりが、動物園に行くと憂鬱になるな。それは囚われの身になった動物にせつなさを感じるということがベースにありながらも、もっと直接には生き物のなまぐささに、不意打ち的に口をつぐんでしまう、ということな…

11月2日、柳美里さんとトークです

以前柳美里さんにインタビューした原稿を含む本『ある朝、セカイは死んでいた』が完成した時にお送りしたら、柳さんから「一人でも多くの人に読まれることを祈っています」という葉書をいただいた。 多く売れる、とか、ヒットする、という言い方と「一人でも…

明日、本の町で会いましょう

明日のイベントのトーク相手であり、「情緒論」に多大な影響を与えて下さった阿部嘉昭さんが、ブログに長大な感想をUPしてくださいました。 まだ本屋に並びつつある時期なので、感想に飢えています。 嬉しいです。 阿部さんはいつも、本を読んだ後、自分の…

大藤信郎賞関連イベント

中間法人日本動画協会、経済産業省、毎日新聞社主催の大藤信郎賞関連イベント当日。コーディネーターに任命されたので、出席者の提案をし、そのまま受け入れられた。パネルディスカッション「世界における日本アニメーションの今と昔〜源流から未来へ〜」で…

新刊出来たて先行発売

新刊『情緒論〜セカイをそのまま見るということ』。予定が一日早まって、本日見本が完成したので、版元の春秋社が明日我が家に着くよう発送してくれたとのこと。 楽しみです。 仕上がりは意外に重厚な感じで、レインボーカラーの帯もモノトーンのカバー写真…

「せつなさ」というお題

田口ランディさんからお借りした「せつないって、いいよね!」という言葉をキャッチフレーズに、新刊『情緒論』の刊行を待つばかりの私ですが、ここでひとつ皆さんに質問があります。 あなたが「せつない」と感じる瞬間、モノ、仕草、言動はなんですか? ぜ…

情緒に『論』をつけるなんて

『情緒論』の表紙オビに枡野浩一さんからコメントを頂いたのですが、そこに「情緒に『論』をつけるなんて」という一節があります。 それがそんなに意外なことなのかという発見がありましたが、思い当たる部分もあります。 昨年出した『失恋論』の感想が書い…

名づけえない「何か」

10月7日三時から神田三省堂で行われる『情緒論』出版記念トークイベント「せつないって、いいよね!〜中年二人、情緒を語る」の、出版社サイドで作られた惹句を紹介します。 ・過去でも未来でもない宙づりの風景――それはたとえば路上や駐車場の片隅に放置…

「情緒」に名づけるという行為

阿部嘉昭さんとの『情緒論〜セカイをそのまま見るということ』刊行記念トークショーですが、出版社サイドから「書名の他に、なにかトークイベントのタイトルを付けてほしい」と言われました。 出版社サイドから出てきていた提案は、 <「 切通理作『情緒論』…

「情緒論」せつないイベント&先行発売

新刊『情緒論〜セカイをそのまま見るということ』は、批評家阿部嘉昭さんの使う「不如意」という言葉が大切なキーワードとなっています。 「不如意」というのは、ままならない、もどかしい、ということを意味します。 それはつげ義春のマンガで、田舎の少女…

10月新刊 その名も情緒論

10月に入ってすぐ完成、第一週あたりで各書店に配本になる僕の新刊が『情緒論〜セカイをそのまま見るということ』です。春秋社からの刊行になります。 数年前に「群像」という文芸誌で変わった試みがありました。批評と小説のコラボレーションなのですが、ま…

ヱヴァの夏、日本の夏

出産が延期となったための7日からの東京行きは、ひとつは見沢さんの追悼の会および公演に伺うため、もうひとつはキネマ旬報9/1号のヱヴァンゲリヲン新劇場版の特集に原稿書かせていただいた関係で送ってくださった招待チケットで作品を鑑賞するため、で…