阿佐ヶ谷でクリスマス会!

   
 「中央線通信」で初めて中央線の話題!になります。
  私は生まれた時から阿佐ヶ谷に住んでいます。
 阿佐ヶ谷といえば古くは文士村で知られ、また60年代には永島慎二さんのマンガや、フォークムーブメントの地として知られている場所ではあります。
 けれども私が物心ついたころにはそうしたムーブメントはとっくに過去のこと。あるいはそういうものに対するレトロスペクティブな視線もまだ生まれておらず、閑静な住宅街の荻窪と、にぎやかな商店街の高円寺に挟まれた「特徴のない街」として認識されている(あるいは認識されていない)ばかりでした。
 マスコミで「阿佐ヶ谷」という地名が出ることもほとんどありませんでした。

 またみうらじゅんさんが80年代には「出世したいなら中央線を振り向くな」と言っていたとおり、中央線沿線というエリアそのものが、時代から置き忘れられていた感があります。
 僕も大学時代、中野の映画館でかかっている映画に女の子を誘ったら「新宿ならいいですけど、中野まではちょっと……」と言われて断られたことがあります。「快速でたったひと駅なのに」と思った記憶があります。
 BOX東中野(いまのポレポレ東中野)ができたとき、中野武蔵野ホール(いまは廃館)の従業員さんが、「あそこができたおかげで情報誌でウチが新宿の次に載らなくなった」とボヤていたことも思い出します。
 中野ですらそうなのですから、ましてや阿佐ヶ谷なんて……。

 そんな青春時代を送った自分にとって、ここ十数年の中央線ブームはまったく信じられない現象でした。
 吉祥寺や高円寺のブーム、オタクの街アキバの発祥と言える中野ブロードウエイの聖地化は言うに及ばず、阿佐ヶ谷だけとってみても、ジャズ・フェスティバルはすっかり定着し、ラピュタ名画座の新たなスタンダードとなり、「よるのひるね」はあり……。
 そんな中、あのロフトも中央線に帰ってきました。
 しかも、そのこけら落とし月間の「燃えよ(萌えよ)中央線vol.1」として、 イベントをまかせていただくことになったのです。
 こんなうれしいことがあるでしょうか!?

 私は、去年新宿店で好評をいただいた、あのサンタ服イベントを、阿佐ヶ谷で行わせていただくことにしました。

 今年は昨年のサンタガールズに加えて、中村うさぎさん、藤本由香里さんがサンタ服を着てご登場くださることになりました。

 ぜひ皆さん、阿佐ヶ谷で一緒にクリスマス会しましょう!
 新宿から快速で3駅ですよ!
 

12月12日(水)

燃えよ(萌えよ)中央線vol.1

切通理作著「サンタ服を着た女の子」刊行一周年記念イベント

中村うさぎとサンタ女子のクリスマス!
〜あなたに「眠れる姫」はいるか?

出演 中村うさぎ(作家) 藤本由香里(編集者/コミック評論家) 
司会進行 切通理作&ガーリーサンタ(高橋紗貴子、佐伯ツカサ、藍川じゅんなど)

「なぜ女であることをおおらかに、堂々と楽しめないのか?」をテーマに、中村うさぎが自らサンタ服になって問いかける。朗読、トーク、ショーの要素が合わさり、昨年新宿ロフトプラスワンで伝説となったプレクリスマスイベントが阿佐ヶ谷の新店舗で実現!

12月12日(水)
Open18:30/Start19:30
前売¥1200/¥1500(飲食別)
ローソンチケットでも発売
店名 Asagaya / Loft A
   (読み)アサガヤ・ロフト・エー
所在地 東京都杉並区阿佐谷南1−36−16−B1
交通 JR中央線阿佐谷駅パールセンター街徒歩2分
地図URL http://www.loft-prj.co.jp/lofta/map.html