「情緒」に名づけるという行為


 
   阿部嘉昭さんとの『情緒論〜セカイをそのまま見るということ』刊行記念トークショーですが、出版社サイドから「書名の他に、なにかトークイベントのタイトルを付けてほしい」と言われました。
 
  出版社サイドから出てきていた提案は、

<「 切通理作『情緒論』出版記念
 対談 サブカルのなかにひそむ情緒
 切通理作×阿部嘉昭 」

とか、
 
切通理作『情緒論』出版記念
 対談 情緒と不安――サブカルの深層心理
 切通理作×阿部嘉昭 」

とか、

切通理作『情緒論』出版記念
 対談 エヴァンゲリヲン三丁目の夕日
 切通理作×阿部嘉昭 」

とか、まあ、何かそれらしいものをと希望してはおります。>

 とのこと。
 う〜ん。
 いまどき「サブカル」で人が来るとは思えん。
 そこで本の中から自分で気になるキーワードをメモしたりしてみたけど、決定打というものが見つからない。

 そこで思い出したのが、田口ランディさんから一昨日いただいたメッセージ。
 こ、これしかない!
 早速、田口さんに使用許可を取りました。
 題して、

切通理作『情緒論』出版記念対談
 せつないって、いいよね!
 切通理作×阿部嘉昭

 これには担当者サイドも大ウケで、ぜひこれでいこうということになりました。

 しかし、このタイトルではわれわれには若すぎるのでは?
 神田の書店街だし……。
 そこで、こうしてみました。

 題して、

 「 切通理作『情緒論』出版記念対談
 せつないって、いいよね!〜中年二人、情緒を語る
 切通理作×阿部嘉昭

 ぜひこのタイトルで行かせていただければと思います。
 皆さん、ぜひお越し下さい!




切通理作『情緒論』出版記念対談
 せつないって、いいよね!〜中年二人、情緒を語る
 切通理作×阿部嘉昭

日時:2007年10月7日午後3時開演 (午後2時30分開場)
場所:三省堂神田本店8階会議室(ここを押して?SPOT_ID=s_13004065)
入場料:500円

阿部嘉昭 (あべ・かしょう)
1958年東京生まれ。慶應義塾大学法学部卒。編集プロダクションや映画製作関連会社,出版社勤務などを経て,現在,映画・サブカルチャー評論家,立教大学特任教授(サブカル論)。著書に,『北野武vsビートたけし』(筑摩書房),『AV原論』(関西学 院大学出版会),『松本人志ショー』,『精解サブカルチャー講義』,『実践サブカルチャー講義』,『椎名林檎vsJポップ』(以上、河出書房新社),『日本映画の21世紀がはじまる』(キネマ旬報社),『少女機械考』(彩流社)他多数。

 ※『情緒論〜セカイをそのまま見るということ』を神田三省堂で先行販売します。刷り上ったばっかりの9月28日から三省堂で先行販売です。(全国書店は10月1〜3日に入荷の予定です)。