『宮崎駿の<世界> 増補決定版』を手に


   ついに見本! 『宮崎駿の<世界>』増補決定版編集する 2008年10月04日13:52  担当編集の方が最寄り駅まで来てくださって、辞書のように分厚くなったちくま文庫版『宮崎駿の<世界>』手に取りました。
 ゲラで何度も読んでいても、やはり手に取ると違います。なんだか一度手に取ると手放したくなくて、ついめくってしまいます。
 けれどももし誤字脱字など発見して、「もう取替えがつかない」と後悔するのも怖い。
 実際、そういう風に、何気なくめくったときに、あれだけ目を皿のようにしても発見できなかったミスを、いとも簡単に見つけてしまうということが、私の場合過去にありました。
 怖い、でもなんだか嬉しい。
 そんな気持ちを行きつ戻りつしながら、ほくそえんでいます。
 『ハウルの動く城』以降は完全書き下ろし、『千尋』も半分以上は書き下ろしで、それまでの章もちょくちょく手を入れたつもりだったのですが、手にとってみたら「ちょくちょく」どころじゃない、およそ新書版のときとも印象の違う、はるかに分厚い本になってしまいました!

 10月10日から書店に並びます。
 ぜひ皆さん、手にとってみてください!