怪獣は実在します

PaPeRo2007-07-18

 

  この日から山寺芭蕉記念館で8月26日まで行われている「企画展 怪獣と美術」。ウルトラ怪獣のデザイナーとして知られる成田亨さんを中心に怪獣造形の高山良策さん、成田さんの後継者である池谷仙克さん、原口智生さんの作品を展示していますが、この図録に400字30枚の長編原稿を書きました。
 http://yamadera-basho.jp/?p=log&l=78230
 実は私、怪獣の「姿かたち」それ自体についての本格的論考を書くのは初めてなのです。それだけに力が入りました。純粋美術と映像の中の美術の違いに言及することで、美術館でこの種の展示をする際の補完的視点が提示できればと思いました。その上で、昆虫図鑑や魚貝図鑑と同じく怪獣図鑑を眺めていた子どもの頃の気持ちに還れるようにと工夫してみました。
 もし訪ねられた方がいらっしゃいましたら、図録のほうもぜひご一読おねがいします。
 展示内容も途中入れ替えがあったり、トークイベントもあって期待大です!