もんじゃの作り方
今日は起きてすぐにいま書いている単行本の資料を読む。
その後、書評の執筆をして提出。
本は黒沢哲哉さんの『ぼくらの60〜70年代宝箱』。
とってもいい本です。
葛飾柴又で育っているという黒沢さんは、駄菓子屋でもんじゃを焼いていた時代を知っている。
中に、興味深い記述があった。
いまでも通ぶって「汁がこぼれるので具で土手を作るのがもんじゃの正しい作り方だ」と言う人が居るが、それは昔は炭火で焼いていたからで、いまのようにガスの火力でもんじゃを焼く場合は、具も汁もいっぺんに熱した方がいい、と。
これを読んで、なるほどと思った。
僕がたまに行くお好み焼き店では、初心者に店長がもんじゃ焼きの「具で土手」製法を伝授している。もし黒沢さんの記述が正しいとしたら、それは黒沢さんの言うように「知ったかぶり」なのだろうか。
あるいは、いまや「具で土手」というのは、クリスマスに靴下を枕元に置くように、実用性を越えた、いまや様式化した儀式なのかもしれないと思ってもみる。
しかしヘラで無心に食べるもんじゃっておいしいよね。
- 作者: 黒沢哲哉
- 出版社/メーカー: いそっぷ社
- 発売日: 2006/09
- メディア: 単行本
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夜は冬に出す本用にデザイナーさんに渡す写真のデータをCDに移す。途中で足りなくなりCDを補充しにディスカウントショップへ買い物。
今朝出した書評の次に控えている書評用の本を読み始める。こちらも昭和ブームに関する本。書評が載る媒体は別なので、まったくの偶然。
後は単行本用の資料に当たる。