特集・サンタクロースがやってきた!

なんと本日は、メルマガ「映画の友よ」
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本体と並行して、この冬一番のクリスマス映画『サンタクロースがやってきた』(本日公開)の特集をクリスマスに向けて展開しちゃいます。

なぜ『サンタクロースがやってきた』がこの冬一番のクリスマス映画なのかというと、それは紛れもない、本物のサンタクロースの映画だからです!

監督・蜂須賀健太郎さんはサンタを本気で信じている人。フィンランドでサンタの撮影に成功。そんな蜂須賀監督に映画について伺ってみました。


■僕はサンタに会いたかった!

切通 今回『サンタクロースがやってきた』という映画をまさにクリスマスに公開するわけですが。

蜂須賀 ホントは物語として、クリスマスを題材にした映画というのを、実はずいぶん前から、作りたいとは思っていたんです。

切通 僕は蜂須賀監督とは大学時代一緒だったんですけれども、当時からサンタクロースを題材にした映画のコンテみたいなものを描いてましたよね?

蜂須賀 描いてましたね。サンタさんがクリスマスのある一晩に、プレゼントを色んな人たちに贈るみたいな映画を、実は短編映画で、20歳ちょっと過ぎた頃に、作りたいと思ったことがあって、その頃からサンタクロースというのは課題だったんですね、自分にとって。

切通 なんでサンタさんにこだわりがあったんでしょう。

蜂須賀 もしかしたら、その時代に『三十四丁目の奇跡』とか、クリスマスを題材にした、大人向けなんだけど、奇跡が起こるような映画を見たということもあるかもしれない。

いまから一年ぐらい前に、本物のサンタクロースが、フィンランドにいるということに対する関心が、自分の中で出てきたんです。ずいぶん前から知ってはいたんですけれども。

そこでホントに、なんにも考えずに、そういうものが形になるのかなと思いながら、フィンランドへ行ったんですよ。まだ(映画の企画が)始まる前の段階で。

サンタクロース村に行ってサンタさんに会ったり、妖精の国フィンランドの豊かな美しい自然に触れたんです。

これはもしかしたら、ドラマとして無理やり作るということでなく(たとえば日本を舞台にサンタクロースの物語を語るというより)、むしろ本物がいるんだったら、本物を登場させてしまおうという考え方になったんです。

ちょうど一年前の8月に、サンタの映画を作ろうということを、決心したということですね。

昔20歳すぎぐらいの頃に組み立てていた、サンタクロースの短編映画みたいなものと、その後自分が生きていく中で、実現されなかった、でもいつかはやらなければいけない課題みたいなものとしての、サンタクロースというテーマが重なったんです。

やっぱり子どもの頃、僕はサンタクロースを信じていたというか。

なぜサンタクロースかっていうことはよく思い出せないんですけど、クリスマスというかクリスマス•イブというか、そういう時期に、子ども達にとっての、ある種のシンボル、ヒーローとまではいわないけど、クリスマスという時間を体感することによって、何かが浄化されていくものがあったような気がします。

僕はクリスチャンじゃないんですけど、子どもの時には、クリスマスの時期にはとてもいい思い出がいっぱいあった。

誰でもそんな経験があるかどうかはわかりませんけど、たとえばクリスマスの時期にみんなが集まって、讃美歌を歌いながらプレゼント交換をしたとか……。

子どもの頃、クリスマスというものを大切に思っていた大人たちに囲まれて育ったので。

そういうこともあって、クリスマスであり、サンタクロースでありっていうことが自分の映画の主題になるってことに結びついてるんじゃないかなって気がするんです。


新宿K'sシネマにてクリスマスロードショー!
12/14(土)〜12/27(金) 連日10:00より

大阪、シアターセブンにてクリスマスロードショー!
12/21(土)〜12/27(金) 連日16:00より

『サンタクロースがやってきた』公式サイト
http://santa-movie.com/

サンタクロース上映前舞台挨拶&会見決定!
12月16日(月)午前10時より
新宿K'sシネマにて、映画に出演したフィンランドの、本物のサンタクロースの舞台挨拶&会見が行われます。

このブログ、明日も蜂須賀監督との対談が続きます。明日は「クリスマスにおすすめの名作映画」です!

監督プロフィール
蜂須賀 健太郎(はちすか けんたろう)
1965年生まれ。デジタル•コンテンツ、ミュージック•ビデオ、アニメーション、キャラクターなどのさまざまな映像作品を監督。主にファンタジーを基盤としたものが多い。映画作品に、『黄昏のアインシュタイン』(ヴァンクーバー国際映画祭、サンフランシスコ•アジアアメリカ国際映画祭正式出品)、『アクアリウム』(福岡アジア映画祭正式出品)などがある。