初めてのニコ生番組、タイムシフト視聴期間中!

月曜日、私にとっての初めてのニコ生番組、第0回終了しました!
Frameチャンネルさんのタイムシフト視聴が出来ます。http://live.nicovideo.jp/watch/lv225851158  

前半は再開発と昭和譲りの混沌が今の段階ではまだ同居する「新宿」からの発信を活かした内容にしたいという公開編成会議、
一時間過ぎた後半は酒鬼薔薇の本『絶歌』について。ゲストは漫画家のドルショック竹下さんでした。


見る側にとってはかなり唐突に始まったこの番組、心の準備もない人が多かったと思います。
タイトルもまだ決まってない第0回だし、数十人の人が見に来ればいい方かなと思っていたのですが、
400人近くの方が見て下さり「月曜の夜にしてはいっぱい見ている方」と担当の荒井さんから言われて、嬉しかったです。

ありがとうございました!

ドルショック竹下さんは前半のはっちゃけぷりと、後半の硬派なコメントの緩急が素晴らしく、これからも折々出てくださればなあと思いました。

前半と後半の話題の乖離が生じる事が不安だったのですが「かいくぐる」というキーワードで、見事つながったのに驚きました。これぞまさにナマの力!

長年エロ業界に居た自負がある担当の荒井さん曰く、
「きわきわの事をやって生きて行くためには『なんでもあり』ではだめ。かいくぐっていく知恵が必要」。
だから、「元少年Aの出版を許したのはアウト」だと言います。

実は今回、酒鬼薔薇本の出版に関して、荒井さんと僕ではまったく意見も関心の方向性も違い、
初回からこうまで対立してていいんだろうかと思いながら始めたのですが、
結果的には、荒井さんの言う事もよくわかったし、建設的な議論の場になったと思います。

神戸連続児童殺傷事件を起こした「元少年A」の手記出版は、被害者少年の遺族が絶版と回収を求めている事が知られており、
「それでも買う」という事自体が、読者一人一人に、
出版の是非そのものが覆いかぶさって来るような、かつてない重みがあります。

私は「それでも買う」方を選びました。
事件当時、その少年像についてコメントや文章を書いた者として、当の本人の声を、読まないままでいる事は出来ませんでした。

ドルショック竹下さんは、本にびっしり付箋を付けた私のコメントを咀嚼しながら、そこから異常性ではなく、
「誰でも感じる事」を見出し、その上で、彼と一般の人の違いはどこからきたのかという観点で終始話されていました。

普段から過激な言動ではっちゃけているように見えるドルさんが、
きちんと「異常な事」と「普通の事」の分水嶺を見定めていこうとされているのだなと改めて感じ惚れ直しました。

カオスと管理、その中でかいくぐって生きていこうとするパワー・・・
それが変貌する新宿を起点にするこの番組の基本姿勢につながるのではと思いました。

タイトルは、「新宿地下教室」にしようかと思っています。
ゼロ年代に入ったばかりの時、ロフトプラスワンで立ち上げて、二回ほどやって中断したままになっているイベントタイトルから取っています。

実は「新宿地下教室」も、この秋、ロフトプラスワン20周年イベントの一環で復活させる案があります。

20数年前には、タイトルだけ付けて投げだしてしまった感のある「新宿地下教室」を、極める事が出来ればと思います!

Frameチャンネルさんの新番組「新宿地下教室」、僕は月二回ぐらいはやりたいのですが、また今後の生放送予定UPさせて頂きます。

一昨日の放送は向こう一週間ぐらい、タイムシフトで見れる予定です。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv225851158