万博 NO FUTURE

PaPeRo2005-08-19

 
 グローバルハウスのスーパーハイビジョンシアターで地球環境の有限性についてシミュレート。ただひとつの地球、ただひとつの命。地球もひとつなら人生の時間も一回。無限にあると思っていても、いつのまにか浪費してしまう。そんなメッセージは愛・地球博のいたるところで発せられる。

 若モンには校長先生の説教レベルだろうが、この年になるとやや実感的に思えてくるから悲しい。自由に動く身体の上に乗っかっているような気がしていた三十台までは終わり私もいまや四十台。健康をちゃんと検査しないとどんな病気があるやもしれない。まさに自分という環境の問題だ。

 地球は使い捨てには出来ないという「正論」も、今日ばかりはやや実感に近く思える。
 地球を大事にするっていうのは、自分を大事にすると同じなんだなあ。とか言ったり。

 でも未来を見つめるはずの万博で有限の自分を見つめざるを得ないなんて、若い客にとっては「NO FUTURE」だなあ。