林由美香さんと出会い直す

PaPeRo2006-10-07

 執筆に参加した『女優・林由美香』が自宅に届いたのでいま読んでいる。
  ちょうどキネマ旬報の「ピンク映画時評」の締め切りがあるので、そこでも早速触れさせていただく。
  以下はその部分のみの引用。
  「洋泉社から『女優・林由美香』が出た。全三八二ページの大冊で、二〇〇本以上の、ピンク映画を中心とした林由美香のフィルモグラフィを詳細にたどる。彼女は昨年に惜しくも他界したが、監修の柳下毅一郎はまえがきで、この本は追悼ではなく、日本映画最後のプログラムピクチュアであるピンク映画の波の中に林由美香と出会い直すきっかけを作って欲しいと語っている。作品それぞれの当時の批評からの抜粋という形で当欄の記述もいくつか引用して頂いており、読んでいて、林由美香という角度から見たわがピンク映画十年史をひもといているようで感慨深く思った。ぜひ広い読者に受け入れられて欲しい一冊である」

 
  冬に出る本のレイアウト打ち合わせをメールで。外部発注のイラストレーターに描く時間を確保するためにも手早くやらなければと慌しく、でも正確を期そうと思う。
  他に単行本用の資料にあたる。