『サンタ服を着た女の子』発売真近!

   新刊入稿作業、完了!

  白水社から出る新刊『サンタ服を着た女の子〜ときめきクリスマス論』、先週ようやく表紙のデザインが決定して、すべての入稿が終りました。あとはもう、本の中身に関してはこちらのすることはありません。

 昔は女子が好きな男子のためにセーターを編むということがありましたが、いまでは、それはやや「重い」ことに入るようです。でも「サンタ服」なら・・・・・・。
 この本では、服作りのプロでもない20歳の女の子が、やや倦怠期の彼氏を振り向かせるために、自分のスタイルに合ったミニスカサンタ服を作り始めたことから始まり、色んな女の子にイブに着るサンタ服をデザインして配って着てもらう、という運動に発展していきます。
 本来独り言と妄想の世界を現実に引きずり出し、一年に一回だけ「私がプレゼント!」と宣言しても浮かない季節、クリスマスの女子のありかたをフォトストーリーやエッセイで構成したものです。
 トンガリ帽子で「へへっ」と自嘲気味に笑いながら、雪の降り出した町を全力疾走する、任侠映画でどうにもならない男たちが雨の降り出した街を出入りに向けて出発するのと同じように、女子の存在がクリスマスからはみだしてしまう本になったと思います。

 本だけで完結せず、読んだ女の子が真似したくなり、実際にクリスマスにはサンタ服を着てもらう後押しをすることが出来たらなと思っています。そしてクリスマスを真っ赤な偽物サンタ、である女の子で染めてしまいたいのです。たとえつかの間、妄想上であっても。
 もしご興味を持っていただけましたら、ぜひご一読・ご感想お寄せください!

 白水社より12月7日発売です!