明日「宮崎駿の<世界>」イベントです
竹熊健太郎、氷川竜介両氏をお迎えするイベント「ポニョとハヤオを語りたおす!」もついに明日になりました。
3日の文化の日の午後12時開場、13時開演です。
ぜひ皆さん、おいでください!
宮崎駿の<世界>。それは見ている自分の内側に広がる、現実に生きている私とは違う、もう一つの可能性でした。
自分もあんな風に、友と動きを一つにして走れるんじゃないか。
自分も青空の下、草むらに仰向けに寝転んで息を吸いたい。
そして自分も女の子をかついで、爆風の横を走り抜けたい――
ホンの数秒間、息を止め続けることさえ出来れば、世界はすぐそこに転がっているんじゃないか。
しかし、その世界にはどうやって行けばいいのか。架空の世界として緻密に出来ていればいるほど、途方に暮れるばかりです。
主人公が魔法で老婆にさせられるけど、いつ、どうやって元に戻ったのか曖昧な『ハウルの動く城』では、子供の頃から自分の作品を見てきた観客に対して「歳をとっていくのが悪いことではないんだよ」と言いたかったと、宮崎駿は後に語っています。
あとがきで触れた『耳をすませば』もそうですが、同じ作品でも、時を隔てて見るとまた印象が違います。宮崎駿の中では、メイもサツキも、ポルコもサンも、みんな作品が終わった後も生き続け、年齢を重ねているといいます。それぞれの作品はいまも続いているのです。
だから、僕は宮崎駿の作品に過去の感動を求めません。それらはみんな僕らの中に生き続けており、決して終わってないと信じるからです。これからも、彼の作品がどこに行くのか、見ていきたいと思います。
「アニメ昼話 ポニョとハヤオを語りたおす!」
宮崎駿は<神>なのか? あるいは破綻した作り手か?
全作品に隠されたものをさぐる。
【出演】切通理作(著者)
竹熊健太郎(サルでも描けるまんが教室)
氷川竜介 (BSアニメ夜話・アニメマエストロ)
11月3日(月・祝)
OPEN 12:00 / START 13:00 前売¥1000/当日¥1500(共に飲食代別)
会場 ロフトプラスワン (新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2 03-3205-6864) http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/
前売は店頭およびネット予約
こちらで即予約可能
→http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/reservation/