「『審理』再公開と保存を求める署名」を最高裁に提出


    本日、おかげさまで、無事「裁判員制度広報用映画『審理』再公開と保存を求める署名」を最高裁に提出することが出来ました。
 10月30日午後1時30分から、最長30分の約束で、最高裁内の会議室で申請書類の受け渡しが行われました。事前に電話連絡し、東門のところまで秘書課の方が出迎えてくださいました。

 提出したものは、以下です。

1『審理』再上映の嘆願書
2 同 表文
3 『審理』再上映を求める署名(600名、内匿名6名)
4 参考資料 署名運動を取り上げた新聞・雑誌記事のコピー
5 『審理』取り扱いについての問い合わせ文
6 返信用封筒

 嘆願書は、署名呼びかけ文を基本に若干アレンジを加えたものです。
 署名数は当初「署名TV」のカウントでは「602名」となっていましたが、ダウンロードしてみたら、エクセルの表がタイトル部分等もカウントしていたことがわかり、実数は600名ちょうどでした(後日「署名TV」の表記でもそのようになりました)。当初の達成人数をちょうど100人上回ったことになります。
 皆さん、ありがとうございました。

  「内匿名6名」とあるのは、本名原則であったのですが、匿名で署名された方がそれだけいらっしゃったということです。でもせっかくのご署名ですのでそのまま提出し、内訳として記させていただきました。

  コメント欄については、個々のご意見であり、全体を代表するものではないことを注記した上で、そのまま提出させていただきました(呼びかけ人の私に宛てられた、「署名TV」システムについてのご質問コメントについては割愛させていただきました)。
 また皆様に署名を募った際の呼びかけ文も参考に全文添えています。

 5は、『審理』の「自粛」が現段階でどのような形になっているのか、その「自粛」の理由、そして「自粛」が解除される可能性の有無について問い合わせています。
 受け付けてくださったのは最高裁の秘書課の人たちであり、あくまで「受付け」専門で、上記の問題についてその場で答えていただくことも、またその立場でもありませんでした。

 しかし、5の書類に記したことに加えて、再公開されるとしたらいったいどのような段階でなのかということや、その際、何らかの公表を行うつもりの有無、その伝達手段についてなど、具体的な質問を補足としてメモしてくださいました。

  最後に「嘆願書にもありますが」と前置きした上で、この映画は広報用であると共に、原田昌樹氏が残り少ない生きる時間を賭けて監督し、そして呼びかけ人の私はじめ、一本の映画として感銘を受けたという声が署名の中に複数あることを伝え、作品の保全と再公開をお願いしました。

 今回、署名は無事公式に受け取られました。
 しかし、回答その他に関しては、なんら約束されたわけではありません。
 ただ公的機関の場合、切手を貼った返信用封筒を添えることで返答を求めることは出来るので、そうさせていただきました。

  「署名TV」上の、この「成果報告」は一回しか出来ない決まりになっています。本当の「成果」は、作品の「自粛」が解けるか、その目処が立つということだとは思っておりますが、一つの区切りとして、提出の報告をこの機会にさせていただきました。
  今後何かリアクションや動きがありましたら、ご報告申し上げます。

  署名くださった皆様、見守ってくださった皆様のおかげで、声を最高裁に伝えるところまで行きました。
  重ねて、お礼を申し上げます。
   ありがとうございました!