その日の前に〜丸田祥三氏『棄景』剽窃被害8

   いよいよ、今月11月30日に丸田祥三氏が小林伸一郎氏を訴えた裁判の判決が下される予定です。
   小林氏が事前依拠を認めていないことや、このような形での写真での盗用の判例が今までなかったことから考えると、丸田氏が勝訴する確率は低いでしょう。
   
   しかし、もし敗訴ということになれば、(たとえば漫画と写真集など)かけ離れたメディアではなく、同じ作品写真というフィールでここまで似た写真を発表しても、事前に作品を見たということさえ言わなければ、まったく問題なくまかり通るという事態を許してしまうことになります。

   はたして、法律に触れたと判断さえされなければ、なにをしてもいいのでしょうか。
  成文法に限界があるからと言って、小林氏や、彼を押し立てて丸田氏と類似の写真を含む出版物を出した会社は、読者に対してなんの説明も釈明もしなくていいのでしょうか。

   私は、裁判の結果がどうあれ、このことは問い続けたいと考えています。
   丸田氏の友人としてではなく、いまの時代の一人の人間として。 


写真家・丸田祥三氏が同業者の小林伸一郎氏から「盗作」されたと訴えた件について、写真の比較検討は、心ある有志によるページをご参照ください。

  http://haikyo.kesagiri.net/
  http://pakuridame.exblog.jp/tags/%E4%B8%B8%E7%94%B0%E7%A5%A5%E4%B8%89/

 そして下記URLは、小林伸一郎氏側の弁護士から即刻閉鎖を求められている、丸田氏が盗作問題について書いているブログです。

  http://blogs.yahoo.co.jp/marumaru1964kikei

  一人でも多くの人に読んでもらいたいと思います!