アニメ評論文コンテストでの発言について

  岡田斗司夫さんが、先日3月20日に行われたアニメ評論文コンテストでの僕の発言について、自身のウエブ日記(http://www.netcity.or.jp/OTAKU/okada/nikki/o2003/o0303b.html)で以下のように紹介している。

 (以下引用)
 評論家の切通理作さんが「僕は、クリエイターがやる気になって良いと思って評論を書いています」と発言した。
 名誉白人ような彼の意見は、黒人社会にとっては裏切り者だ。
 (以上引用)

 前後の文脈は彼の日記に直接当たってほしいが、ここでの僕の発言は実際のものとニュアンスが違う。
 僕は、以下のように言ったはずだ。

 「僕の書いたものが結果的にクリエイターにとって刺激になることがあり得たとしたら、それはそれで光栄なことですが、自分自身はそういうことを直接意識して書いてはいません」

 テープを録って聞き返したわけではないので、違うニュアンスで受け取られても仕方のない部分があるいはあったのかもしれないが、少なくとも僕はそういう意味で発言した。
 自分だけのために時間をとってもらう「講演会」ではなく、短い時間の中での応酬の中での発言なので、印象だけでそう取られてしまったのかもしれない。
 そういうことは自分にもあるし、よくあることだと思う。
 ただ一応、自分としてはそういう発言だった、ということだけは記しておきたい。